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コンサルの現場から

コラムNo.175

『「儲かるISO」のための内部監査の進め方』


「儲かるISO」とは、身の丈に合うマネジメントシステムを構築することである。顧客満足の観点からもISOのための仕事を増やしたり、維持管理のための仕事が増えるなどで、担当者が振り回されようであれば、意味がない。ISO認証そのものが目的としているならば別であるが、経営にとって価値がなく、ムダなことである。

運用維持費ゼロのスリムなマネジメントシステムを構築し、組織パフォーマンスの継続的改善を目標としてマネジメントシステムを運用することである。最近のISO導入コンサルでは、組織のパフォーマンスを経常利益と定義し、期の初めに必要とする経常利益を決め、この利益目標を達成するために、ISOのシステムをどのように活用するかという観点から進めている。

「儲かるISO」の内部監査とは、この目標達成のプロセスのどのプロセスに問題があるのかを探し当てることといえる。

ISOには3種類の監査方法がある。第一者監査は、自分に作ったマネジメントシステムを自分自身で評価、修正する監査である。社内で行う内部監査のことである。第二者監査は、その会社と利害関係のある顧客などが外部から受ける監査である。第三者監査は、第三者である審査機関が規格との要求事項が満たされているか、効果的に運用されているかを監査する。

儲かるISOを実践するための監査としては、目標達成過程のプロセスを追及することであるから、第三者監査では難しい。社内状況に精通している人が行う内部監査(第一者監査)が重要な役割を果たす。「儲かるISO」の内部監査のためには、内部監査員の養成が必要であり、その方法を紹介する。

ISOは、プロセスアプローチ、システムアプローチを採用しており、仕事の単位をプロセスと捉え、その相互に関連したプロセスの集合体をシステムとして捉えている。システムアプローチは、全体より部分が見ることができるので、問題解決において全体最適化を図り易い。便宜的に3つの切り口から監査の進めから取得する必要がある。


1) プロセスの適合性監査 ;1つのプロセスに注目し、決めたことを守っているか、決め方が効果的か判定する。ISO導入時には、この監査だけで十分であるが、どこの企業でも、半年から1年後には全て適合だけになる。半年から1年後には、システム監査をしなければ、ISOの内部監査は形骸化する。
2) システムの適合性監査 ;マネジメントシステムのアウトプットからどのプロセスに問題があるのか、プロセス関連図を作成し監査する。アウトプットとして、QA(製品品質クレームゼロ)、CS(顧客満足)、ES(社員満足)がある。
3) システムの継続的改善の有効性監査 :目標に基づく組織パフォーマンスが期待した成果が得られているか、関連プロセスのPDCAの有効性を監査する。これが「儲かるISO」の内部監査である。

目標を経常利益としたシステム構築、運用のISO導入コンサルティングでは、経営戦略会計の知識、利益を生み出すための不良ゼロ3つのポイント、付加価値を稼ぎ出す改善活動の着眼点、ムダ取りの方法などを社員教育に組み込み進めている。ISO認証後、慢性不良が50%〜80%減らなければ運用が失敗したと考えるからである。


文・末広繁和
更新日:2005-05-14 12:01:15

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