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コンサルの現場から

コラムNo.204

『タイムマシーン法でブレイクスルーした経営計画』


経営者と中堅社員を含めた6社16人による「利益を増やす経営改善計画作成研修」を3時間コース5回で行った。経営者の思い入れである「あるべき姿」から、目標展開をして、次年度経常利益目標を作る内容の研修である。

「あるべき姿」からビジョンに落とし込む時、タイムマシーン法を使った。4チーム16人で、モデル企業の10年後の姿をイメージし、「どのようになりたいか」をチームでフリップチャートにまとめた。そして、ビジョンを達成するためには、3年後いくら経常利益が必要か?、さらに、3年後の利益を確保するために、次年度いくらの経常利益が必要か?、利益シミュレーションを繰り返しながらグループ討議した。

発想を大きく膨らませ、拡げ、そして、組織目標の経常利益を利益シミュレーションで確認しながら、発想し、イメージをまとめた。モデル企業の利益構造は、前年実績売上高6億に対して経常利益50万の企業である。損益分岐点比率が99.7%、売上高が180万円減ると赤字になる企業である。

各チームは、ビジョンを達成するために必要な次年度利益を1000万、5000万、8000万などと過去にとらわれず目標設定し、その目標達成のために、どのような組織目標を作るかの利益シミュレーションしながら討議した。(基本的には、製品の付加価値ミックス、変動費削減、固定費削減の3つの着眼点から)

各チームは、目標利益達成のために、既存の経営資源を踏まえて、どのような高付加価値製品や市場への進出をするべきか討議していった。目標利益の大きいチームは、過去の延長線では、目標達成できないと、製品だけでなく、設備+ノウハウを売ろうとダイナミックな発想をしていったのがうれしかった。


文・末広繁和
更新日:2005-12-26 12:13:15

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