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コンサルの現場から

コラムNo.232

『Syslab方式「利益を出すための内部監査」』


41回目のISO内部監査員の公開セミナーを終了した。公開セミナー開始当初は、オフィシャルコースと同じようなカリキュラムで開催していた。ISOとは何か、システム構築のための規格の解釈、プロセスの適合性を監査するための内部監査員の養成である。

その後、ISO内部監査とは何なのか、ISO内部監査の目的は何かを追及することで、ステージ?、「利益を出すための内部監査」へとカリキュラムが変革してきた。ISOの導入目的を“組織パフォーマンス改善を継続的目標とする原則”に絞込んだ。そして、その目的を達成するための内部監査へ進化させてきた。

大きく変化したのは、昨年後半からファシリテーション技術を積極的に取り入れたことである。監査員、被監査員とも質問、応答を通して、「気付き」を得る監査技法を開発した。

ファシリテーションとは、人の思いは皆違う、この違いをお互いに認めた上で、人と人の関係から創造性を引出すことである。これ技法をワークショップの協働作業を通して、ISO内部監査を「利益を生み出すきっかけ作り」にしようとするものである。

不良ゼロが当たり前、不良がゼロにならないのは、どのプロセスに問題があるのか。また、組織パフォーマンスを経常利益と定義し、その利益を出すための目標管理に計画対実績の差異が生じるのは、どのプロセスに問題があるのか、問題プロセスを探し出す監査の練習をしている。


文・末広繁和
更新日:2006-06-26 12:23:52

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