ISOを活用した組織を元気にする
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コンサルの現場から

コラムNo.256

『“うれしいこと”と“気がかりなこと” 2006年の振り返り』


ISOコンサルティングを始めてから12年になる。当初のISOは、認証受けることが目的で取り組んだ企業が多かった。ISOの本質は、継続的改善をすることで“経営の質”を向上させることだと認識し、ISOを改善の道具として使おうと決めたのが9年前である。

小規模企業の“経営の質”向上に直接役立つように“運用維持費ゼロのISO”、“スリムな身の丈にあったISO”を提唱し、Syslab方式ISOとしてシステム構築の方法を開発してきた。お蔭様で約230社の企業のお手伝いができた。

しかし、すべての企業に“経営の質向上”に役立ったと満足いただいているわけでもない。ここ、2年くらい前から、ISOを“経営品質向上の目標管理”と位置づけ、利益を出すための経営改善の道具として全面的に取り組む企業が増えてきたのがうれしいことである。

改善には、特効薬はない。全社員で取り組まなければ成果がでない。ISOを道具として活用する社内研修やコンサルティングの機会も増えてきている。また、これらの実践活用の具体的方法論を公開講座でもアピールしている。岡谷市と須坂市で通産46回のISO内部監査員養成セミナー、17回の利益改善セミナーを公開講座として実施してきた。

最近、特に気がかりなことがある。中小企業において、経営者と社員、社員同士のコミュニケーションが悪く、仕事が楽しくないということを現場でよく聞く、会社がどこに向かっているのか、目標がはっきりしない、仕事は言われたことしか行わず社員が自分考えて行動をしない、など、組織内お互いの信頼感が薄れ、チームで仕事をするという組織力が衰えている。

バブル崩壊後、企業内でのサークル活動がほとんど消え、チームで仕事をするというコミュニケーションの教育がほとんど行われていない中小企業が多い。縦割り的仕事の進め方で個人と個人の結びつけが希薄になり、景気拡大と共にただ量をこなすだけで、考えて仕事をする余裕もないように感じる。

このような危惧に対して“楽しく仕事をするためには何をすべきか”というような切り口からコミュニケーションによる人と人の関係を気付く訓練、仕事をする目的と社員と会社の関係に気付く訓練、改善と会社業績の関係など教育訓練と通して、人の能力を引き出すためのコンサルテイングをすすめてきた。

企業経営の基本は、“人”である。“企業を元気にする”という基本コンセプトの実現に向けて、各人の能力を引き出し、最大に能力を活用するためのISO認証及び活用支援、仕事が楽しく生き生きできるような組織改革の支援を強力に進めたいと心新たにした。


文・末広繁和
更新日:2006-12-31 12:33:41

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