ISOを活用した組織を元気にする
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コンサルの現場から

コラムNo.288

『今はチャンス考える』


大幅な受注減に見舞われ企業経営者も正念場を迎えている。何とか新しいものを生み出し、活路を切り拓こうとする企業もあれば、縮小均衡を狙いながら社内がうまくまとまらず苦戦している企業もある。

そのような中でも時間的に余裕のできた今が社員の力量アップのチャンスと捉え、教育訓練や改善活動に力を入れている企業もある。

ISO9001を認証登録してから4年経過した40名弱の製造業である。ISOの根本とは何かを見直し、その意図をまともに取り入れ、組織風土を変えていこうという。経営方針には、見える品質保証体系をISOのしくみでつくる。法律を守り、ムダ取りを追求することが顧客満足と定めている。

社長は、これまでもISOの組織目標を付加価値として、全社員で稼ぎ出すしくみづくり工夫してきた。付加価値は企業の継続的発展と社員の人件費を確保する指標として数値目標化している。
改定となったISO9001-2008版は、規格の意図を明確にすると強調されたことについては、自分達が今まで行動してきたことに対して、さらに自信を持てるといっていた。

全社員がISOという言葉より、日常業務として認識するための第1弾として、全社員にカタカナなどのISOの専門用語をあまり使わない社員教育を行うことになった。「いつも外部から見られているISO社員」というテーマに、個々の社員がISOと自分の関係をどのように捉えるかという認識を深めようというものである。

「全員参加」とは、対話を通して、各々の意見を組み込んだルール作りと定義する。「認識」とは、自分の持っている知識や経験を他の人達と対話することで、刺激し合いながらどのようにすればよいのか、気付き、行動計画に落と込むと方法と定義した。要するに、自分で考え、対話を通して気付き、自分で行動をするということである。

研修の進め方を紹介する。「自分で考え、対話し、気付き行動する」ために4人1組となり、短いレクチャーと対話、自分で考え(独創)、対話し(響創)、絞り込む(気付き)、共有を繰り返すことで各人の認識を深めることである。(参考、レクチャーの粗筋版

話し合いの雰囲気作り
対話で自分を表現する訓練
・テーマ「ISOとは何か、今、感じていること」
自分で考え(独創)、対話し(響創)、絞り込む(気付き)、共有
レクチャー
・ISOの意図するところ、ISOのしくみ、ISOと自分の関連
・当社の品質方針、品質目標の確認
・品質保証のしくみ、3つの合言葉、4つの関所と3つのチェック、4つの基本動作
対話で自分の行動を振り返る訓練
・テーマ「ポカミス防止、確認忘れをどのように防ぐか」
自分で考え(独創)、対話し(響創)、絞り込む(気付き)、共有
レクチャー
・組織目標から職場目標に展開、実行計画書の作成、PDCAよる運営
対話で自分とメンバー及びISOとの関連に気付く振り返り訓練
・テーマ「ISO社員として何が重要か」
自分で考え(独創)、対話し(響創)、絞り込む(気付き)、の共有

対話の訓練は、10ミニッツ法(短時間対話法)で行った。


文・末広繁和
更新日:2009-04-15 12:45:39

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