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コンサルの現場から

コラムNo.290

『ISO内部監査のコツ』


82回目のISO9001内部監査員研修の2日間コースを実施した。4年前からマネジメント 力には、対話力が不可欠と考え、内部監査員研修にブレイクスルー思考とファシリテーシ ョンを取り入れている。ファシリテーションにより個人と組織(チーム)の気付きを引き 出す工夫として短時間対話法を創り出した。

研修の内容

  • ISOの目的は何か、内部監査は何のために行うのか、
  • ISO規格の構造と構築する或いは構築されたマネジメントシステムのプロセスの理解
  • ISO規格要求事項の捉え方(目的は何か)、チェックリストの解説
  • ISO規格とモデル企業の文書監査のワークショップ
  • 組織と自分の関係(付加価値を共通言語とする)の認識
  • 経営理念から職場改善目標を作る目標管理の手順(筋の通った経営計画)
  • 組織目標(利益目標)を達成する3つの改善着眼点
  • 運用維持費ゼロを目指す内部監査の手順(ビデオで事例)
  • 品質保証のしくみ(不良ゼロのしくみ)の監査ワークショップ
  • 目標管理の運営監査ワークショップ

 

研修では知識の取得よりも知識の活用(気付きによる認識)を深めるために、ファシリテ ーションの専門家と2人で研修を行っている。

運用維持費ゼロの内部監査とは、多回数、多頻度、ピンポイント、短時間監査で毎月どこ かの部門や職場でプロセスアプローチ監査を行い、しくみのズレを早期発見する方法であ る。監査員、被監査員とも気付きを引き出すために短時間対話法をワークショップで体得 できるようにしてある。

短時間対話法とは、自分で考える(独創)、そして、チームで考える(響創)を基本に、 共有(目的、目標の合意)、拡げる(発散)絞り込む(収束)、振り返り(合意)を30秒 から10分の単位で対話の場に合わせ繰り返す方法でワークショップを行う。自分で自分に 気付く方法である。

3月28日〜29日坂城町テクノセンターで行った研修全体の振り返りとして、“明日からど のように行動をするか”「内部監査のコツ」をマインドマップで作成したものを紹介する。

振り返り「内部監査のコツ」


文・末広繁和
更新日:2011-03-31 12:46:26

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