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コンサルの現場から

コラムNo.51

『手順書に細部までの手順を決めることが必要か?』


タイの日系企業で、タイ人スタッフの内部監査の研修をした。資材倉庫の監査で、先入れ先出しをしなさいという手順を文書に書いていなかった。

監査員は、部品が先入れ、先出しがされていないので不適合と指摘した。倉庫担当者は、先入れ先出しをすることは知っているが、文書に書かれていないので不適合ではないと主張した。監査員は文書に書くべきだと主張した・・・・・。

ここで、指摘されたからといって、即、文書化することが必要だろうか、文書化することで確実に先き入れ先出しができるだろうか?、 この企業は、手順書通りの仕事をさせるのは、訓練を受けてた職場リーダーであると4.2.1文書化に関する要求事項一般に決めてあった。

この場合は、文書化することよりも、職場リーダーが当たり前のことを当たり前に倉庫担当者ができるように教育することである。しかし、文書化し教育した方が、よりよければ文書化した方がよい。薄いマニュアル作成のポイントのひとつである。


文・末広繁和
更新日:2003-07-29 11:05:40

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