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コンサルの現場から

コラムNo.564

『ISO統合システムを作るポイント』


利益に直結したマネジメントシステムを作るためのポイントを整理した。
1.現状のISOを再構築して見ませんか?
「身の丈に合ったISOか?」2つのキワードから見直す。
・ISOは利益に直結した仕組になっていますか?
・社員が自立的に改善に取組みPDCAが回っていますか?

2.「ISO統合システム」の目的はお客様に信頼と安心を与えることです。
ISO統合システムを定着させるためには、「ISOとは日常業務である。日常業務とは改善である。」というコンセプトの基に運用することである。

3.「経営者の考えた利益を達成する」マネジメントと位置付ける。
利益を確保するマネジメントシステムにおいて経営者のやることを整理しておく
・経営者と社員の共同作業
・利益を社員に教えられること
・目標管理のしくみをつくる
・人に”考えるエンジンを付ける
・改善の原理原則を教える

4.ISO統合システム構築の進め方
利益計画/付加価値管理の研修(ISOそのものの理解をする)
・経営者の想いを伝えるしくみ
・付加価値を管理するための分析方法
・付加価値改善の着眼点
・改善実行計画書
ISO統合マネジメントシステムの構築
ISO要求事項をチェックリスト化し、これに基き、業務手順の見直し、構築する。ISOは何を要求しているのか、顧客の立場ならどのように説明してほしいか、自社ではどのように行っているか考えること。

5.統合マネジメントシステムのフレームワーク
マネジメントシステム規格共通構造(MSS)のフレームワークを用いる
・4章 組織の状況
・5章 リーダーシップ
・6章 計画
・7章 支援
・8章 運用
・9章 パフォーマンス評価
・10省 改善

6.経営者の考える利益(付加価値)計画を達成するプロセス
ISO9001、ISO14001のパフォーマンス評価を一人付加価値にすると全社員で共有し易い。そのために全社員に利益とは何かを教える、自分と会社の関係は何かを教え、自分は何ができるか考える。利益を図解するために経営戦略会計を使う。

7.付加価値を月次で計画し評価する(例)
毎月、一人当たり付加価値、売上高、損益分岐点比率(k/f比率)の計画対実績で評価する。月末の売上高、変動費(材料費+固定費)、人員、3つのデータを実績を集計しグラフ化するソフトを紹介。パフォーマンス評価の見える化(改善活動の結果が見える)

8.付加価値を確保する改善の着眼点
ISO9001もISO14001も改善すべき着眼点は、変動費、固定費。売上高の3つである。改善項目(評価基準)を12分類して、職場改善作成に役立てる。

資料;「ISO総合マネジメントシステム

資料:「おばけISO

 


文・末広繁和
更新日:2013-07-16 00:10:12

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