ベトナム企業の管理層の人達は、生産管理や品質管理をよく勉強している。基本的な言葉を知っている。しかし、知識と実務がなかなか結びつかない。その原因の一つには、日本人がたどってきたSQC、TQCの経験がない。急にTQMの世界からスタートしている。このギャップを認識して、教育訓練を積み重ねていけば解決できる。
最近の日本の中小企業でも、同じような現象が起きている。失われた20年といわれるバブル崩壊のころから、中小企業において社内教育がおろそかになってきている。教育の重要性は認識しているが、長引くデフレ下では生産量確保に追われ、時間も費用も生み出せない状況にある。
結果的には、30歳や40歳代の人達が生産管理や品質管理の基本的な言葉、例えば、QC7つ道具、QCストーリーなどを知らない、聞いたことがないという人が結構いる。社内教育がされていない。
1990年代中頃まで、どんな小さな会社でもQCサークルがあり、入社と同時に、これらのことを教わったものである。このQCサークルがが現場を知る実務研修の場だった
不良ゼロのものづくりをするためにも、顧客価値とは何かを学ぶためにも、この基本的な教育が必要であり、SQC、TQC、TQMの基礎教育の機会作って実施してほしいと思う。その変遷をまとめてみた。
(C)2000-2008シスラボISOネットワーク All rights reserved. コンテンツ内の画像、文章、HTMLなどの転載禁止 著作権で保護されています。 |
Powered by CINFO.jp |
シスラボ・スエヒロ syslab-ISO-networkを運営している シスラボ・スエヒロのホームページ。 お問い合わせ・質問などはこちらまで。 |