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コンサルの現場から

コラムNo.600

『SQC、TQC、TQMの変遷』


ベトナム企業の管理層の人達は、生産管理や品質管理をよく勉強している。基本的な言葉を知っている。しかし、知識と実務がなかなか結びつかない。その原因の一つには、日本人がたどってきたSQC、TQCの経験がない。急にTQMの世界からスタートしている。このギャップを認識して、教育訓練を積み重ねていけば解決できる。

最近の日本の中小企業でも、同じような現象が起きている。失われた20年といわれるバブル崩壊のころから、中小企業において社内教育がおろそかになってきている。教育の重要性は認識しているが、長引くデフレ下では生産量確保に追われ、時間も費用も生み出せない状況にある。

結果的には、30歳や40歳代の人達が生産管理や品質管理の基本的な言葉、例えば、QC7つ道具、QCストーリーなどを知らない、聞いたことがないという人が結構いる。社内教育がされていない。

1990年代中頃まで、どんな小さな会社でもQCサークルがあり、入社と同時に、これらのことを教わったものである。このQCサークルがが現場を知る実務研修の場だった

不良ゼロのものづくりをするためにも、顧客価値とは何かを学ぶためにも、この基本的な教育が必要であり、SQC、TQC、TQMの基礎教育の機会作って実施してほしいと思う。その変遷をまとめてみた。


文・末広繁和
更新日:2013-12-19 01:12:24

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