昨年4月より、ISO統合システムに挑戦している精密プレスの中澤製作所の中澤社長よりうれしいメールをいただいた。「次工程に不具合品を送りこまない」という意識が高揚し、朝礼時には、女性の主任さん達が不具合報告とか、目標管理の実績等を自発的に発表してくれるようになったという。
中澤製作所では、ISO9001+ISO14001を基幹とする統合システムを昨年12月に認証登録を済ませ、今年度は、ISO22301、OHSAS18001の運用管理中である。来年春には、さらに、ISO27001の運用を行い、8月頃、5つのISO統合審査を受ける予定である(ISO22301は自己宣言)。
ISO導入の動機は、規模は小さいが取引先に対して、確実な安心・信頼を提供すること、社員に「考えるエンジン」を取り付け、一人ひとりが自立的に行動し、経営計画を共有することで組織と個人の能力を引き出すこと。ISOは日常業務と定義し、運用管理を工夫している。
特徴的なことは、ISO統合マニュアルをマネジメントの教科書と位置づけ、昨年のISO導入準備を始めたことから、毎月20回以上の内部監査を行いながら、教科書そのものを自分達の手で見直し、修正している。社長も含め、全社員、内部監査員である。
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