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コンサルの現場から

コラムNo.633

『ISO規格 2015年改訂のポイント』


2015年7月にISO14001が改訂予定、2015年10月には、ISO9001の改訂が予定されている。おばけISOを見直し、経営に役立つISOに再構築するチャンスと捉えることができる。「ISOは経営計画を達成する道具」と再定義するとわかりやすい。2015年改訂のポイントを整理して見た。

ISO 2015年改訂のポイント
1)MS規格構造の共通化で事業プロセスと統合する
経営者は、各種MS規格(ISO9001、ISO14001、ISO22301、ISO27001、OHSAS18001など)を組織の事業プロセスに統合する。(MS:マネジメントシステム)
2)組織の状況を理解し課題を解決するしくみ
経営者は、企業内外の課題及び利害関係者のニーズと期待を特定し、MSをどのように使うか決める。
3)リスクに基く予防処置(改善)をプロセスで説明する
目標(意図した期待される結果)の達成(パフォーマンス向上重視)をプロセスで説明できるしくみ。

ISOを認証するだけでは、経営の質がよくなるとは限らない。組織風土と組織力の醸成があって、経営に役立つISOとなる。以前紹介したことのある中澤製作所は、社員一人ひとりが国際規格に基く仕事をしているという自信に満ちている、その結果、一人当たり付加価値もしっかりと確保できていると話してくれた。ISO 2015年改訂を実践している企業といえる。


文・末広繁和
更新日:2014-10-14 01:35:39

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