昨年、ISO9001を認証した、40名の製造業である。7名の内部監査員が毎週1回、月4回、ISO認証後継続して内部監査を実施している。その努力の甲斐もあって、第1回目のサーベランスでは、指摘事項ゼロ達成、また、社内不良金額も減少してきている。
社長は、それでも、まだ、すべての社員がいつでも決めたことを確実に守れる状態でないので、月4回のプロセス適合性の内部監査を続けたいと思っているが、これで、さらに不良を減らすことが出来るか疑問を持っている。
監視強化だけでは、限度がある。社員一人ひとりがどのように自覚できるかの“しくみ”をつくることがよい。ISO9001-2000の要求事項6.2.2d)に、経営者の責任として社員との関係が示されている。
1)社員自らの活動のもつ意味と重要性の認識
2)組織の目標の達成に向けて社員自らどのように貢献できるかの認識
この2つを具体化するために、経営者の考えるあるべき姿を、経営理念、経営方針、品質方針などの形で示し、全社員と共有化する。
そして、これらを達成するために経営者は、組織目標(経常利益がよい)を定め、社員は、自分の役割をして何が出来るのか、組織目標達成にどのような行動が出来るのか、運命共同体の形にするのも一つの方法である。
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